いつも使う見慣れた駅。
でも今日はなんだか違う。
飲みすぎたのか?
体が思うように動かないのだ。
こっちのプラットフォームから、あっちのプラットフォームへはほんの5メートルほど。たったそれだけの移動が困難なほど泥酔してしまった。
さすがに飲みすぎだろう。
最近はワインボトル半分が自分の最大適量かなと分かったところだが、友人たちと楽しく飲んでいるとついつい度を越してしまう。
でも待てよ?泥酔している割には意識は不思議とはっきりしているんだよな・・・こんな状態は初めてだ。これが老化というやつか?いよいよ本格的に飲むのをちょっと休憩すべき年齢にきているのかもしれないな。こんなに支障が出るようではこの先が思いやられてしまう。
しかしこの初めての感覚をどう言い表せばよいのか?首までしっかり浸かる50メートルプールで、走ろうとするけど水の抵抗で体がゆるりゆるりとしか動かない・・・まるでそんな感覚だ。いや、それが泥のプールになったっていうくらいさらにひどい感覚だ。
「やばい。そんなに飲みすぎたか・・・」
同じくらい飲んでいたはずの友人数名はなぜかピンピンしていて、中央のベンチに座ってワイワイ雑談している。私一人だけが飲みすぎたのか?それとも私だけが急速に老化してしまったのか?いづれにせよ、今後は酒の量に気を付けるようにしよう。
はぁ~・・・しかし、こんなもどかしい状況なのにどうしても1つ先の駅まで電車で移動しなければ家に帰れないんだよ。あとひとふんばりだ。そうすれば心地よいベッドに身を沈めることが出来る。そう自分を勇気づけながらノロノロ亀のような動きでも、なんとかあっちのプラットフォームにたどり着いた。
タイミングよく電車がやってきた。ほっとしたのも束の間、なんだか特別な長距離列車のようだ。一斉に乗り込もうとするが、あと少しということろで満員になってしまった。
困ったな・・・
これに乗らないと帰れない。
仕方ないので車掌さんにダメもとで交渉してみる。こんな時自分の面の皮の厚さが便利だと思う。酒の力も手伝って厚かましくプッシュしたからか、列車は満員だが、「ほらここ!」と、荷物用の非常用スペースでいいなら一駅くらい入っていいぞと、特別に乗せてもらうことになった。それにしても、知らなかった。こんな所に人が一人すっぽり入る空間があったなんて。こうしてなんとか泥酔しながらも無事に隣駅まで移動できたのである。
とりあえず良かった!
ここでまた問題発生・・・「バッグがない!!!」電車の中に忘れてきたのか?乗り込む時に前の駅に置いてきてしまったのか?あまりにも泥酔してたから、記憶がない。落胆しかけたその時、向こう側のプラットフォームのベンチの上に見覚えのある私のバックらしきものが見えた!
あったー!!
治安の良いといえないこの駅。いつの間に誰かに持っていかれてしまったのか・・・???ショックを受けつつベンチまで駆け寄り、すぐさま中身を確認。が、なんと不思議なことに財布は無事だった。カード類も入ってる。でもなんかおかしいぞ・・・・クレジットカードが全部四つ折りにされている!
なんじゃこりゃ(笑)
まぁ別に無事だったから良いけど念のためにカード全部一旦止めておくかな・・・とかとかあれこれ考えながら、割ととんでもない目に合いながらもOh Well...と家へ向かって歩き出す私なのであった。
・・・というところで
目が覚めてビックリだったよぉぉぉ!!!
あー夢か。
え?夢か!!!
てことは泥酔もしてないしバッグも無事か!
あーーー良かった😭💗!!!
ていうかなんつーおかしな夢だよ!
きっとお酒を控えて、
身の回りに気を付けて、
クレジットカードを封印しなさい(笑)という
自分の深層心理のメッセージだったのか?
・・・だよな、きっと(苦笑)
ということで目覚めてから
しばらくボーーーっと天井を眺め
いろいろ反省した次第!
ホント夢でよかったです😆
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