うちの古本屋で毎月1回開催している読書会。
「ビブリオ読書会」📚
2020年に入って最初の回が開催されました。
なんと今回で第44回目!
楽しく永く続けさせていただいて有難いことです。
44回ってことは・・・
3年半くらい?
おぉぉぉ~💓
結構時期によって常連さんの顔ぶれも
様々に変わってまいります。
そして今回も、
初めてのご参加もあれば
初めてのご参加もあれば
折角仲良くなってきた~と思ったら
今回で最後という方もおられたり・・・
本だけでなく人と人とも常に交差する。
「本」がツナグご縁に満ちた会です。
最初の1杯は、
常連のHさんが持って来て下さった
ヴーヴを頂き贅沢なスタート💓
「みんなで飲む方がいいかなと思って~^^」と
あたたかいお心遣いのメッセージが嬉しい💓
続いてNさんが持って来て下さった
シャンドンのロゼちゃんでまたまた美味しい時間💓
実はNさん、ご自分はご体調回復中で
お飲みにならないのにも関わらず
美味しいボトルをおもちいただくお優しさ💓
その後も、皆さんのお持ち寄りのボトルや
おつまみ、そしてなんと手作りのカレーまで登場という
なんというあたたかいパーテ・・・いや💦本の会でございました😊
そうですね、肝心の本、本・・・
最近「大どんでん返し」小説にハマって
あれこれ読んでいた私で、
葉桜の季節に君を想うということ
ロートレック荘事件
十角館の殺人
などを読んでいたので、
その中から・・・と思いましたが
私、読んで「うわー」と思ったそばから
店でお客様におすすめし始めるので
既に他の本好きさんにお売りした後・・・
現物がない・・・
ネットの画像を使って、
スマフォの本の表紙画像をかざしてご紹介しても良いのですが
スマフォの本の表紙画像をかざしてご紹介しても良いのですが
それはなんとも味気ないというか
個人的に気持ちが入らないので、
開催直前になって、今朝読み始めたという本を・・・
1R1分34秒
町屋良平
ちょっと前に芥川賞を受賞された作品です。
単行本、薄めの1(.5センチくらい?)の
まさに芥川サイズのハードカバー。
開くと行間も大きめ、ふんだんなスペース使いをしてある
ザ・芥川な匂いの1冊。
表紙イラストからもわかるように
ボクシングが題材になっています。
が、、自分はまぁこれ、
いつも避けて通る題材なんですよね。
いつも避けて通る題材なんですよね。
なにせ、スポーツものの小説はあまり読んだことがなく・・・
それはきっと自分がスポーツしていないからでしょう。
ということは、スポーツを始めれば
もっと楽しく読めるのだろうか?
そうかもしれない。
Anyway。
なのにこれね、
なぜかちょっと気になっていて読み始めたんです。
主人公のボクサーの脳裏に浮かぶ心理状況と
状況描写がつらつらと続くんですが
数ページ読んだところでふと・・・
あら?
と心地よい違和感に包まれました。
この作品、ひらがな使いがふんだん、なんです。
普通は漢字で書くような表現もひらがなで書いてる。
例えば、
思い出す>>おもいだす。おもいだす。
聞けるときに>>きけるときに
といった具合。
これがね、稚拙なイメージを与えてしまうと思いきや
(まぁそうではあるんですが)
むしろひらがなの一音一音を丁寧に噛みしめるというような
うれしい感覚を覚えるんですね。
あぁ、この「覚える」という動詞は
「お・ぼ・え・る」という音なんだなと、
「お・ぼ・え・る」という音なんだなと、
当たり前のことなんですが、
いつも私たちが流してしまう所に
一歩一歩立ち止まって一歩一歩進ませてくれる、
みたいな感覚です。
これって新鮮ですよ。
アホでひらがな使いしてるのと違いますからね。
いやーリズムがね、快感になってきます。
読み進んでいると、もはや得意でないボクシングの話ってのを忘れちゃって、つらつらつらと読み続けて行っちゃう感じ。
あとね、読んでて
「あーこういう所が芥川か・・・」
と唸った所があったんですが、
唸った割には忘れてしまったので 笑
思い出したらまた書きたいと思います。
こんな風に「うわ~」と思ったのがまだまだ最初の10ページとかしか読んでない段階なので、さてまだまだこの作品の本当の良さは味わっていないと思われ・・・
(なのに読書会で紹介してしまう神経・・・笑)
(なのに読書会で紹介してしまう神経・・・笑)
ということで続きをまた今夜から読んでいきます~。
ホントにね、毎回短いサクッとしたブログ記事を、、、と思って書き始めるんですがどうして毎回こんなに長くなるのかなぁ・・・と思いながら、もう書き始めたら文章が出てきちゃってどうしようもないので、編集&チェックせずこのまま締めくくりたいと思います~~😂
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