Tuesday, January 17, 2023

今、こういう本が読みたかった📚「ハリール・ジブラーンの詩」

 今年の2冊目は「ハリール・ジブラーンの詩」。

精神科医・神谷美恵子さんの本。



今、こういう本が読みたかった・・・

という1冊でビックリしました。


何せ、2023年読んだ第1冊目が、
それはそれはパンチのきいた
既存の価値観ぶっ飛ばされる
村田紗耶香さんの「生命式」でしたからねぇ。。。

※参照↓
2023年読み初め📚


一体次読む本に
感動とか驚きとか感じられるのだろうか?

「生命式」の刺激が強すぎて、
もう何を読んでも平坦に感じてしまうのでは?

と少々ビビり&諦念に襲われておりましたので
まさかこんな角度からの感動がやってくるとは
予期せぬ嬉しいオドロキ♡

いや、ほんとうにねぇ・・・
本ってものはその時必要なものが
ふらっと手元にやってくるものなんですねぇ。

それをまたまた再確認いたしました。


そしてさらに!

昨年(2022年)の読み初めの本↓
2022年・新年読み始め📚


それが、カリール・ジブランの
「預言者」という本だったんですけれども、
この神谷さんの「ハリール・ジブラーンの詩」も、

え?!!

ハイ、そうです!
ジブランがらみだったんですよ~🥰

名前のカタカナ表記が違うので、
全然気づいていませんでしたが
読み始めて「あれ?これジブランかよ!!!」
と心臓バクつきました。

なんでしょうね~この、、、奇跡😂

ジブランってきっと、
人生の原点のようなものを問いかけるから、
1年の初めに読みたくなる、、、ていうか、
読むように巡り巡ってくるものなんでしょうね。

そういう意味で運命的なものを勝手に感じながら読みました。


神谷さんは晩年、
ジブラーンの翻訳に打ち込まれたそうです。

この本は「預言者」だけでなく
その他の彼の詩からいくつかをピックアップして、
それに神谷さんの解説を添えたもの。

この解説がまたやさしい!
素晴らしい!包み込んでくる!!

ジブラーンの言葉の行間にあるものの考察や、
それを書かれたときのエピソードなど、
読むことでジブラーンの詩が
より奥深く理解できるようになっています。

不思議なのが、、、
その解説や考察自体がそれを越えて、
まるでジブラーンが神谷さんを通して
伝え足りなかったことを伝えてくるような、、、

そんな不思議なエネルギーに満ちているんですよね。

いま、読めてよかった。
こういう本が読みたかった。

そう、心から感謝できた、
素晴らしい読書体験となりました。


※文庫版は書店やアマゾンで購入できます。
(うちにもこれ書いてる時点で1冊あり)
Kindle版もあるみたいです。

140ページくらいの薄い文庫で、
文字も多く行間も豊かに取ってあるので、
忙しい方にも抵抗なく読んでもらえると思います。
気になった方はぜひ♡




今年も毎回良い意味で期待を裏切られそうな、、、
そんな本に、たくさん出逢える予感がしてきました💛



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