Wednesday, February 05, 2014

人生を変える瞬間。人生を変える1冊。

読書をされるかたなら誰しも、「人生を変えた1冊」というのがいくつかあるのではないかなと思いますが、私の場合そういう本に出会い始めたのは7年ほど前。
人生の大半を、雑誌しか読まず、「私本はあんまり読まないんだよね~」と平気で話していた20代。本の重要性をまったく知らなかった頃のせりふ。。。今考えると「私はからっぽです~^^」と自信満々に言っているようなものだったなと、、、まだまだ今よりも青二才だった自分が恥ずかしいです(笑)

そんな私もお仕事で本を扱うようになって、その頃段々本が気になるようになってきました。そのうち、コラムのお仕事もいくつかさせていただくようになって、読んで考えてまとめて、、、という作業が毎月の習慣になってきた頃、、、大体2007年ごろ。私は「人生を変える本」のいくつかに出会うことになります。

そのひとつが本田直之さんの「レバレッジ時間術」。
黄色い新書です。

その頃、よく日本とシドニーを行き来していた私。
大体成田経由で、帰りは最後の本購入のチャンス。空港内の書店でなるべく出たばっかりの、気になるタイトルを大人買いするのが楽しみになっていました♪
その中の1冊がそれ。

新書なのでさくっと読めそうな感じだったのもあり、まず飛行機の中で軽い気持ちで読んだところ。。。

「面白い。。。」

あっという間に夢中になって読みました。
読み終えた後、ぽかーんとなって表紙をまじまじと見つめる。。。
(これ、私が衝撃を受けた本を読んだあとに必ずとる行動なんです(笑))

「なんか、すごい本だったな、これ。。。」

そういう衝撃を受けた1冊でした。

それまで、1冊の本を読むのも、はじめから最後まで逃さないように読む読み方だったのが、がらりとポイントを得ればそれでいいという方法に変わり、読み進められない本はあっさりと手放すようになりました。

物事をやる順序も、先にやっておいたら、より効果が上がるなというものは先に、ということをより意識するようになりました。

やりたくない、面倒で、なかなか手につかない作業も、自分を「この時間内にやらなきゃいけない」という状況に置き、プレッシャーも使ってレバレッジをかける。そうすると、驚くほど早い時間で完成したりする。

よくやっていたのは、20分小分け。
朝の1時間を3つに分けて20分ずつやりたいと思いながらできずにうずうずしていたことや、さくっと仕上げたい仕事をやる。20分経ったらバッサリ終了して次へ。
あと何分?と気にする無駄もなくすため、アラームを20分毎にセットして、その20分はとにかく邪念を捨てて集中します。

例えば20分ヨガして、
時間が来たらブログをアップして、
あとの20分で今日の本を読む。
などというように。
この3アイテムの組み合わせは一時期よくやっていました。

まったく手をつけられないでいると、思い出したら「あぁ~○○しなきゃいたいのにぃ~><」と達成できない感情の自分が生まれ、精神的に良くない。
でも、少しでもやれると「今日はヨガもできたし^^」と精神的満足につながり、他のことをするにも、より最高の状態に近い自分でレバレッジをかけて立ち向かえる。

20分の時間と言うのはある程度何かを一区切りできる長さ。
15分ではやや短い。

読書などはもちろん20分では終わらないのですが、
20分読むと読まないとではまったく違う。
今日読んだ20分ぶんのところから、何か得るものがあればよいのです。
Better than nothing。

そんなこんなで、私の人生に影響をもたらした本の作家、本田直之さんが講演会のために、シドニーに来られるということをご縁があって知り、嬉しいことに、主催者の方ともお会いすることができ、微力ながらお手伝いさせていただくことに♪
実際に本田さんを拝見し、お話を聞くことができワクワク(^^)

ただ、、、

本田さんのレバレッジのシリーズは、読書術、人脈術、勉強法など、面白すぎて数年前にほとんど読んでいたからか、本の復習をしているような気分になり、初めて本田さんの本を読んだときのあの、白いキャンバスに色をどーんと落としたような衝撃が、自分の中でなくなっていた。
でも、そういうガツーンという衝撃を求めて来ていたため、私は何か今日ここに来て新しい物を得られるのだろうか?と一瞬よぎってしまった。

その時にふっと気付いたのが、
物事は必然で起こっている、、、ということ。
だから、思っていた刺激が得られなくても何か重要な意味があるのだ。

何なんだろう、それは?
それはあとからジワジワやってきた。

会が終わって来場されている方の感想を聞いていると皆さんすごく感動していたの。
うん。すばらしい作家さんだもんね。そうだよね、そうだよね^^♪
でも、本を読んだのかと聞くと「読んだことがない」と。
しかも「知りませんでした~^^」という方もちらほら。

きゃ~~~ぁぁ
なんてもったいない。。。。

これだ。。。
これが私の今日の学びだ。。。
私は、きっと今日こういうことを目の当たりにするために来たんだ。。。

幸い講演会にこられたかたは、お話を聞いて、大事なポイントを得て帰っていかれたと思うので、その後の過ごし方が変わってくるだろう。
もっと知りたい人は本を購入して、さらに学んでいくだろう。
本当にヨカッタヨカッタ。

本田さんのお話や本に出会うのは、早ければ早いほどよい。
まさに、それ自体、早めの自己投資、、、レバレッジだからだ。

「周りを見渡せば、(本田さんの本はもちろん)
感動を与えてくれる本がた~~~っくさんある。
そして、それは10ドル~20ドルあれば手に入るよ。
それで人生が良い方向へどんどん変わっていくのなら、どんどん読むべきだと思う。
絶対損はないからまず本を読んで~!!!」

そんな想いがよぎりまくった。

自分こそが、昔は本を読まなかったからわかる、本の重要さ。
本屋として、良い本を一人でも多くの人にすすめていくのが、
私の大事な役目の一つなんだと思うことが出来た。

本田さんも読書の重要性を至る所でおっしゃっていて、本を読む時間がないのではなく、本を読まないから時間がないのだと。
たとえば、ビジネス書をちょっと読んで自己投資をすれば、もっと仕事の効率も上がるし、考え方も変わる。ゴールだって設定しやすくなるので、いろんな面で時間が短縮できるのだ。
そうすれば、結果的には時間が出来るようになるのだ。
これは本当に納得。
読む本は、関係がないようでもすべて、自分のためにつながっているのだ。

本を読めば読むほど、自分の未熟さや知らないことの多さに気付き、謙虚になる。
尊敬する80代のお師匠さんのおっしゃっていた言葉「読めば読むほど、自分はまだまだだなぁ~と。上には上がいるなぁと思うんです」というのが忘れられない。

考えるときりがない、本の重要性。
とにかく、考える前に読む。
読んだ後に考えれば、悩んで1時間かかることも、5分で片付くかもしれない。

色々な大事な想いを思い起こさせてくれ、気付かせてくれた本田さんと、
講演会をオーガナイズし、お声をかけてくださり、
貴重な機会を与えてくださったQLDのかおるさんに感謝♪

また、人生の中で、かけがえのない
気付きのある時間を過ごすことができました(^^)

そしてこれからも、
人生をもっともっと変えてくれる本や人に出会えるかと思うと、、、
とっても楽しみです♪




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