Saturday, April 06, 2019

ビブリオ読書会と自分の本屋について思うこと♪



先日、うちの本屋で
第34回ビブリオ読書会が行われました~♪

狭いスペースにシドニー在住の読書家さんたちがもりもり(笑)


今回の回の様子はうちの本屋のブログにもアップしました♪
↓↓↓


今回はなんと、
お客様からワインのお差し入れも!!


いつもお世話になっている、
オーストラリアの配送会社
CUBE IT(キューブイット)の
三辻代表より、

「今度の窓際バーで飲んで♪」

と、美味しいワインを数日前にいただいて・・・


ご参加の皆さんと楽しませて頂きました!

「あ、私もここの好きです~^^」

というお声もあがっていて、
さすが三辻社長♪
美味しいワイン、ありがとうございます^^
(ホントにおいしくって幸せでした!)

今度は是非ご参加くださいね!


そういえば、このビブリオ読書会って
当日ご参加できないけど
おつまみのご提供でのご参加って
ありがたいことに時々ありまして・・・

有名レストランの料理長のデザートとか
人気シェフの豚の角煮をご提供いただいたりとか
なんともありがたいお心遣いに
満ち溢れた会なのでございます♪


いつか、

「今回のご提供は・・・」

って宣伝できるようになっちゃったりして(笑)
それも楽しいな♪


ま、そんなビブリオ読書会も
おかげ様で34回目でした。

これまでの皆勤賞は当然ですが私一人(主催者 笑)
全ての回を眺めてくると感慨深いです。

会が最近は着々と定着して来ていて、
「次はいつにする?」と、決めて帰るパターン。
参加の方々も楽しんでおられるようで
本当にうれしいです♪

そして最近になって、
というか毎回・・・
自分自身の中で色々と気づきもあります。

特に前回参加して思ったのが、
私自身毎日本に囲まれていて、
代表的な作家さんのことや、
今話題の本の事、などなど、
基本的なことは当然の情報として入っているんですが、
それは一歩本屋から出ると全員の常識ではない・・・ということ。

(当たり前ですね 汗)

読書会で本をご紹介するときも、
この作家さんは当然皆知ってるよね?
と思って説明をスキップしてしまうこともあるんですが、
知らない人も当然いて、「あ、そうか・・・」と。

つまり・・・
大事な美味しいコツっていうか情報を
全然伝えられてないじゃん!ってww

そこの基本的な情報って
やっぱり丁寧に扱わなければいけないな・・・と。


私のお仕事のひとつは
本のお手伝いをすること。

より面白い本に出会ってもらう事、
分かってもらう事、
そしてそれらを楽しんでもらえるように
ガイドする役目。

そこで、周りの人全員が
自分と同じ情報を既に持っていると
考えて、トークをしちゃうと
ただ単に本オタクのコアな話になっちゃって
聞いてる人は「ふーん・・・???」
ってなっちゃうよねーきっと、
なんて思ったり。

開店15周年を過ぎて、
16年目に突入したうちの本屋ですが、
ここでまた原点に帰って
基本をきちんとしていきたいなと思います。


もうひとつは、
参加されている方の本の読み方!
それぞれだけど、それぞれの
本の読み方が読書会を通じてわかるのが面白い!

話を聞いていると、

「あ、この人アレ読んだら好きかも?」とか
「次はあれ読んでくれたらもっと心満たされるんじゃないかな?」とか、
「この人の生活のここにこういう読書時間をねじ込んだら、この人はもっと充実する!」

とか・・・
そして勝手にその人に
選書している自分がいる。


最近は店頭で、
「今のこの人に必要な本」
っていう基準で本を選書させて頂くことも増えてきた。


お任せのお客さんも増えてきた。
(読んだ本のタイトルは私が管理する)


この15年で培ったことって、
そういう力もあると思う。


本のバイブスと、
その人に必要なバイブスで
マッチングをする。


「全部読んだんですか?」
ってビックリされるけど、
正直に「読んでないです。」ときっぱり。

お客さんは「え?」という顔をされるけど
感じるのです。
この本がこの人の飛躍に必要だと。

逆に、この人には
この本の前に、
これを読んだ方がいいとかも。
(多分今これを読んでも響かないだろう・・・とか)

これはちょっとスピな部分もあるけど
単なる本屋としての経験からの
自分の中のビッグデータ(ビッグじゃないけどw)
から自然にはじき出される感じ。

だから、同じくらいの経験がある人
またはそれ以上のひと、または
短期間でその経験に値するデータを
自分の中に持っている人、にしかできないこと。

面白いですよ。
こういう時の私の思考の中(笑)
ダウジングしてるみたいな感じで本棚の間歩いてる!


ともあれ・・・

この本屋さんが少なくなっている世の中で、
海外で、日本の本っていう
非常にニッチな市場で
毎日平凡にお商売させて頂けることって、
本当にアメイジングだと思う。

本屋の在り方、求められ方っていうのが
急速にこの数年で変わっているから、
そして、今も変わり続けているから、
スポンジみたいに吸収して、
それに合わせて変形し続けられる
自由な本屋でありたい。

そこには
「楽しい」っていう
自分自身の一番の要素が欠かせない。

この店を「楽しい」で満たす。。。

楽しいっていうバブルが
ふわふわ満ち溢れている、、、

なんかほっこりする、、、
おちつく♪

なんか行きたくなる。。。

そんな空間であり続けたい。


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2 comments:

ビブリオのe said...

まず、あのワイン、本当に美味しかったです。 ワインの味のわかる女じゃないんですが、素直にまた飲みたい!今度詳細教えて下さいな。スポンサーさんによろしくお伝え下さい!

そして、16年めの店主のつぶやき、感慨深いです。 
16年ものの極上品、まだまだ美味しく熟成中…って感じですね♪ 
いつも楽しませていただいて、ありがとうございますxxx

今度、本選んで下さいね!

Tomingo said...

ビブリオのeさん♪

美味しかったですよね~♪
皆でシェア出来て本当に良かったです!

Kangarilla Road
- Cabernet Sauvignon 2014 McLaren Vale と書いてありました^^

なんだか、何年たっても「スタート」ですね♪
いつも楽しい時間をご一緒頂きありがとうございます~!