Wednesday, October 16, 2013

ホントに奇跡の人。。。♪

これまでついつい読みそびれていた木村秋則さんの本を読ませていただいた。



それにしても、どうしてこの本がオカルト・超常現象にカテゴライズされているのかな~???と不思議に思ってたけど、な~る~ほ~ど~~~~読んで納得。

すんごい、すんごい、いい1冊~~~♪

無農薬で作物をつくるというのは、シンプルなように聞こえて、大変な困難の道であり、相当な覚悟が必要なのだな、と知って驚きました!!

無農薬。うんうん、いいじゃないか!
となりは農薬使ってるけど、うちはうち、よそはよそだから、いいんじゃね???
なーんて、カーンタンに考えてしまいそうな私。

でも、ちがうんだね~~(@@;)。。。

一人無農薬をするだけで、たとえば害虫が大量発生して収拾がつかなくなり、隣の農家、そしてその地域全体の収穫に被害を及ぼしたりしたら、経済的に大問題となる、ということなどから、農園を放置してはいけないっていう条例もあったりして、「りんご作りに農薬は絶対必要」というこれまでの常識に、当然こだわる周りの農家からは村八分。。。

こちらが挨拶しても無視されたり、あいつは頭がおかしくなったと後ろ指さされたり、実の父からは絶縁されたり、、、(つらすぎる!!)
何年も無農薬がうまくいかず、食べるものもままならないほどの貧しい生活。
肥料農薬工業会の会合に招待されたかと思えば、公衆の面前で指を指され、お前みたいに無農薬を促進する農家がいるから・・・!!!と悪者扱いされる。(ひどいー!!)

孤独。
葛藤。
ふがいなさ。
くやしさ。

無農薬で農業をすることって、こんなに大変なことが絡んでくるのか。。。と唖然。

でも長い間、信じてチャレンジし続ける木村さんの姿を後押しし続けたのは、婿入り先の両親と、奥様、子供たち。。。

農業という昔からのしがらみ、つきあい、建前、などが根強く存在する世界で、家族も肩身の狭い思いをされたかと思われるのに、木村さんを信じ続けた。。。
つらかっただろうし、くやしかっただろうと思う。

そしてそれが十年以上も続く状態。。。

今、こうして無農薬で、りんごたちが立派に育つということを世の中に証明できて、映画にもなり、本もたくさん出版して、木村さんの言葉を多くの人が聞くことができる状況になった。
ようやく、報われた。
とても嬉しい♪

もうひとつ、とーっても共感したのは、木村さんが木ひとつひとつに話しかけること。

お花も植物も、話しかけるとすくすく育つっていうけど、ワタシ結構信じる派。
そして私が扱っているのは本だから、本に話しかけるようにしているので、木村さんの気持ちにとても共感。

「今日もがんばろうね^^♪」
「今日もよろしくね^^♪」
「ありがとね~^^♪」
などなど。

私にとって本は大事な商売道具だし、お客様と私たちをつなぐツール。
本がないと私たちの商売の意味がない。だから、一番大事なもの。

開店前のお店で本を触りながら話しかけてしまう。
わが子のような気がして、すごく本たちがいとおしく感じる。

お店を出るときには、
「ありがとうございました。明日もよろしくお願いします^^♪」を。
これは、日本でのレリアン時代にやっていたRoutineをそのまま。

当時、閉店後、お店の〆作業が終わったら、
お店に向かって、スタッフ一直線にきれ~いに並ぶんです。
(しかも店長を筆頭に年功上列^^)
そろったところで、一呼吸置いて、
「ありがとうございました。明日もよろしくお願いします。」
 とみんなで深々とお辞儀するの。
今日一日頑張らせてくれたお店に対して感謝の気持ちをこめて。

今考えると、こういう基本がしっかりしているから、
レリアンって、良いサービスや売り上げに繋がっているんだろうなぁ。。。
つくづくすごい会社だったなぁ。。。と離れてみて思う。
お客様から見えないところでの、こういうことはとても大事。


話し戻って。。。

見えないものの力、感謝の力、リスペクトする心。
木村さんの本には、こういうパワーがあふれてて、家族の愛があるし、信じる力があるし、そして、私たちが進むレールの先にある宇宙的な力にもつながってゆく。

そして木村さんの歯のない笑顔がも~素敵で(笑)
心がデトックスされる。

今日もすてきな本に出会えてホントによかった♪
と思えた1冊でした。


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