生きる力♪

もう10年以上前の事になるけど、香港に初めて行ったときの第一印象は”人が生きてる”（というか、サバイブしてる・・・）という感覚。
喧騒、ネオン、建物から突き出た竹の棒たち。所狭しと店や看板がとにかくぎゅうぎゅう。その建物のスキマの小道がまた汚らしく、スラム的な路地だったり・・・

そしてそれに魅せられ、それからこの国へ何度か足を運ぶ事になった。時には1人で・・・笑

高層アパートも多く、この写真のような光景が私の中の”香港”としてイメージに残っている。

各家からながーい竹の棒が突き出ていて、そこに洗濯物。

どこに行ってもこのような光景が見られる。

アパートの一室一室もとてもせまいの。

でも、たくさんの人がこうやって生活してる。

ぐちゃぐちゃ感。暗さ。そしてはっきり言ってきれいじゃない。

でも、そのネガティブ要素を越える何かパワーのようなものが人間の本能に訴えかけるように襲い掛かってくる。。。

この写真家もわたしが感じたそういう衝撃を実際に感じて”生命力”や”パワー”を感じてシャッターをきろうと思ったんだろうか。そう想像すると、この1枚が語りかけるメッセージが濃厚なものに思えて仕方なかった。

peter steinhauenという写真家の作品で、タイトルは”taikoon windows”。

この写真を見るたびにきっと私は”生きる力”を自分に奮い立たせることができるような気がする。

実際に1室に入ってその窓から撮影したそうで、撮影に至るまでのプロセスの一つ一つが困難だったそう。でも、5年間いつでも彼の胸にある作品だとか・・・

彼の公式サイトで、他の作品も見れます。

興味のある方はコチラへ♪