珍しく本日は読書日記をお届けします😊
読んだのはこちら↓
「黙過 」下村敦史
医療絡みの連作短篇集📚
命🧘という重いテーマにつき
読み始めに少々時間がかかりましたが
調子づいたらすぐに一気読み!
現れるか分からないドナー待ちの意識不明の患者。
臓器提供の意思があるため、
積極的に救われることなく、
命の秤にかけられてしまいそうになり…!
その一部始終を見た若手医師は…😳
担当医師は口にはしないけど、
頭の中はいかにフレッシュな状態で患者の臓器を
大活用するか?という方向に向かっている・・・
こわ!
でもこれが医療の現実なんだろうか😭
そもそもちょっとやそっとじゃ、
まったく病院に行く気がない私ですが
本格的に、絶対に行きたくない~!
いや、行かんやろ!と思ってしまった次第😂
何が正しいのか正しくないのか?
何が許されて何が許されないのか?
その線引きはどこなのか…?!
命に関わる究極の問を読者に投げかけながら
一瞬短編集か・・・とがっかりさせられたものの、
全ての章が最後に繋がってゆく、という
心地よい連作短編集でした!
面白かったです👍
下村敦史さんはこれまで9度
江戸川乱歩賞にチャレンジされ、
その半分は候補作品にまで残ったということですので
安定の実力をお持ちの作家さんなんでしょうね!
そしてめでたく9回目で見事受賞されたということです。
(『闇に香る嘘』という作品で江戸川乱歩賞受賞)
まだまだお若い作家さんなので、
こういう才能のある方がこれからどんどん
我々を楽しませてくれる作品を
生み出してくださるのだな~と思うと
本当に嬉しい!
ちなみにこの作品『黙過』は、
第21回大藪春彦賞候補となったそうです。
やっぱりね!
面白いもん~!
今回もつくづく思いましたけど
本当に小説は良いね😍
デジタルまみれの日常のなか、
一番満足感をくれるのは私の中ではダントツに小説です。
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